スカイメモS を使いました

2月2日(火)
スカイメモSが届きました。さっそく組み立てて使ってみることにします。
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01:とりあえず三脚に載せてみました
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02:自由雲台を取り付けてカメラを載せました
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03:裏側です。デフォルトで南北スイッチがSになっているので、N(北)にしました。矢印ボタンで12倍速になります。夜は赤く光ります。
その他 外部電源、オートガイダーポート、シャッターコントロールポートがあります。
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04:極望はけっこう良い精度(数分以内)で調整されていたのでいじらなくてすみました。いじるとかえって悪くなることもあります。
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05:セレクトスイッチ、電源を入れると選択されたモードが赤く光ります。
2Xや6Xは恒星時に対する速度でタイムラプス用です。0.5Xは星景写真用でしょう。
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06:雲台のマウント部、クラッチを締めると雲台が固定されます。
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07:アルカリ単三4本で動きます。1.2Vのニッケル水素だとどうでしょう?
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08:試し撮りしました。極軸はテキトーに合わせて104秒露出ですが、しっかり動作しました。
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09:昇る北斗七星
ネット記事を読むと、まれにモーターが動作しないとか回転不良があるようなので不安でしたが、一応完動品でした。

なお写真の三脚は安物ですが、実際の撮影にはGITZOの3型を使用しています。
同じときにSWAT200で撮ったものも公開しています。

スカイメモという名前は1972年頃に知りました。
当時 富士電子に勤務しておられた小山泰三郎氏(故人)が香川の観望会に持ち込まれたのがきっかけでした。あまりの斬新なアイデアに、台数限定で発売されたものを貯金をすべてはたいて購入しました、1973年のことです。SLIKのフリーターン雲台付き三脚込みで10万円ほどだったと思います。40X30cmで高さも30cmほどの頑丈な木箱に入ったもので、重さ12kgほどあったと記憶しています。
音叉時計を12Vの鉛蓄電池で動かすもので、当時は135mm15分くらいで撮影していました。その後 KENKOからスカイメモQの名前で、雲台部分以外のデザインは変わらずクォーツ時計仕様で発売されました。極望は1978年までのパターンが切ってありましたが、更新はせず使わなくなってしまいました。

今回のスカイメモSは、KENKO製品として販売されていますがもともとはUSAのSKY-WATCHERのOEM商品です。しかし極望付き・太陽・月や0.5倍モードが付いて3万円代というのは驚きです。今回は微動雲台などありません(自分にとって不要なので)ので安い買い物です。ただし現状では使用中に極軸のズレを修正できません。