「オマケ」レンズ その1 SAL1855
一眼レフやミラーレスを買うと、レンズキットやダブルズームレンズキットという名の「オマケ」レンズが付いています。
「オマケ」とはいえ単体で買えば数万円のレンズですが、そんなレンズを単体で買う人はよほど奇特な人で、たいていは最初にカメラボディの「オマケ」として、とりあえずまあこれ使えば一応写るよ・・・という感じのレンズです。最初にこういうレンズを買って一度も交換レンズを買わない人もいますから、それなりの性能がなければ、カメラの性能だと誤解されてしまいかねません。とはいえあまり高級なものをおごれば交換レンズを買ってもらえない・・・メーカーとしては結構悩むのではないかと思います。
SONY α7Rのおもしろい点は、フランジバックが短いおかげで各社のそんな「オマケ」レンズを単一のボディで使用できるところです。APS-C専用のレンズもクロップ無しで使えばイメージサークルの周辺でどんなことになっているのか確かめることもできますから、実験道具としても楽しめます。
まずはSONY SAL1855 を試してみました。2009年にα380を買ったときに付いていたオマケレンズです。それまで使っていたCANONのEOS20Dとレンズが合わせて壊れたのと、液晶画面がチルトできる魅力でSONYに乗り換えました。
SAL1855はレンズにDT 3.5-5.6/18-55 SAM と刻印されています。LA-EA4に装着して写しました。
18mmの広角端で撮ってみました。
続いて55mmの望遠端です
18mmだと周辺がかなりケラれます。もちろんAPS-C専用レンズですから当然なのですが、周辺部もそれほど歪んでいません。
こういうレンズに高機能な描画を期待しているわけではないので、そこそこ写れば文句はありません。そういう点では合格です。