ソリゴールレンズの改造 その1

3月のブログで紹介したソリゴールレンズ(アクロマート600mm)を望遠鏡に改造することにしました。
まずレンズ後端にあるフィルター(たぶんただのガラスです)を取り除きます。
ソリゴールレンズはプラクカスクリューマウントM42だということがはっきりしているので、これに接合するパーツがあれば望遠鏡に改造できるはずです。
 
自宅にあったパーツの中からTリング(プラクチカマウント)で望遠鏡の接眼レンズを入れるパーツを探し出してきました。ずっと以前にAマウントレンズを望遠鏡にするというパーツを買ったので、そこからTリングを外して使います。
 
とりあえず、Tリングをねじ込んで接眼レンズ(VIXEN PLOSSL 20mmという普及品・・・要するに安物)を挿してみました。
ところが、残念なことにピントが合いません。どうやらドローチューブが短すぎるようです。ヘリコイド式のピントを最短距離にしても無限遠で合焦しません。
 
そこで、あれこれ探しているとTリングの延長チューブ(スペーサー)を見つけました。実測すると11mmあります。不足分は7~8mmなので十分な長さを確保できそうです。
さっそく取り付けてみると見事合焦!
これで望遠鏡化の第一弾が成功しました。
イメージ 1
全体の姿
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まずフィルターを取り除いた状態
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スペーサーを入れた状態
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Tリングを取り付けた状態
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接眼レンズを取り付けた状態
あとは、グラグラする三脚座を改造して望遠鏡にしなくてはなりません。
グラグラする状態ですがとりあえずカメラレンズを近づけて間接撮影・・・ようするに接眼レンズにカメラレンズを押し当てて撮っただけです。
イメージ 6
遠くのマンションがネット越しに写っています。とりあえず撮っただけなので画像としてはヘボいのですが、望遠鏡として機能することは確認できました。
倍率は 対物レンズ600mm、接眼レンズ20mmなので30倍です。