色収差

ザイデルの5収差のうち一番気になるのが色収差です。
かつて反射望遠鏡を自作したことがあります。15cmと20cmのドブソニアンです。反射望遠鏡の最大の長所は色収差が発生しないことで、ニュートンも自らの光のスペクトル実験でレンズの限界を知っていたからこそ反射望遠鏡を考案したことは想像に難くありません。
その後 アクロマートやアポクロマートとよばれる「色消しレンズ」が発明されましたが、焦点距離の短いフィッシュアイレンズではどうしても出てしまうやっかいものです。
前のMADOKA180の対象実験として 純正のSONY SEL16F28+フィッシュアイコンバーターを調べておきます。
青枠のダクトを撮った部分に青や赤が見え明らかな色収差が出現しています。倍率色収差とよばれるものでレンズが結ぶ実像の大きさが光の波長によって異なることが原因です。
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