SWAT200を導入しました

2月11日(水) 建国記念の日に大阪梅田のKYOUEIでポータブル赤道儀SWAT200を購入しました。
SAWTは Single Way Axis Tracker(1軸の追尾装置)の略称だそうで、200は200mmレンズまで大丈夫ということらしいです。
最初はSWAT300を考えていましたが店に在庫がないとのこと、SWAT350は実機をみて重すぎです。搭載重量も15kgですがそんなものを使うならTAKAHASHI EM2を使いますから必要ありません。あくまでポータブルでないと無意味なので、SWAT300の取り寄せかSWAT200にするか考えて、こちらに決めました。
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ZITZOの三脚と3WAY雲台(No.4)に載せてみました。
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搭載質量を計算すると
SLIK自由雲台 SBH-200 DQ N:350g
SONY α7R:465g(バッテリー、メモリー込み)
SONY LA-EA4:160g
SONY SAL70300G:760g
合計1735gですから、搭載可能重量の5kgを十分下回ります。
雲台の耐荷重も2.5kg程度までですが角度を考えて取り付ければ重みでずれるということはなさそうです。ネットでは重い500mmなど載せると徐々にズレてくるようなことも書いてあります。まあ無理なことをしなければ良いと言うことです。
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極軸望遠鏡はポラリエ用をそのまま流用しています。本当は天の北極周辺の恒星を導入して軸を合わせるスカイメモタイプが良かったのですが生産中止、ヤフオクで見つけましたが落札価格33000円・・・ポラリエ用は23760円で買えましたので何もいうことはありません。普段からVIXEN GP2で使っている極軸望遠鏡と全く同じパターンですから困ることはありません。
少し値引いてもらって 本体と極望(ステー込み)で108000円也、SWATを売っている店はほとんど無いので自宅からクルマで15分のところに店があるのは幸運です。
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早く撮ってみたいですが、なかなか日が合いません。10日以内でないと月に邪魔されそうです。

ところで、コイツには取説というものが付いていません。A4用紙4枚のクイックマニュアルが入っているだけです。まあ 無くてもわかりますが、はじめて使う人には不親切なものです。それでも補助クランプは何に使うのだろう? とか考えてしまいます。
実際に使用してから、詳細マニュアルを書いてみようかなとも思います。

ポタ赤の思い出
ポタ赤を使うのは初めてではありません。大学生の頃(1978年です)スカイメモを使っていました。当時としては画期的な装置で小山泰三郎さんという方が発明したもので、香川県であった天体観望会に持ち込まれて周囲の感心を一気に集めておられました。当時は今のようにKENKOブランドではありませんでした。12Vのカーバッテリー(木箱に入った鉛蓄電池)から電源供給、音叉時計駆動という内容でしたがずいぶん使い勝手のあるものでした。・・・重かったですが担いで山に登ったりもしました。
スカイメモ自体は10年ほどで使えなくなり、私の天体写真熱も冷めてしまいましたが、同時に買ったSLIKの三脚とフリーターン雲台は今でも現役です。