阪原 長尾神社

奈良市北東部 柳生の里に近い所に阪原町があります。奈良盆地を国中(くんなか)とよびその東側、笠置山(かさぎやま)から宇陀(うだ)まで続く高原地帯を東山中(ひがしさんちゅう)と呼びます。地元では単に山中(さんちゅう)と言うだけで通じます。(祖母、伯母は山中の出身なので多少の土地勘はあります)
数年前からこのあたりの神社を思いついたときに取材してまわっています。(数百はまわりました)
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阪原長尾神社はその山中の神社でも非常に美しい神社です。
主祭神は 熯速日神(ひのはやひ) で伊奘諾尊(いざなぎのみこと)が迦具土神(かぐつち)を斬った剣の鐔から滴る血がそそいで化生したと日本書紀に記されています。ここでは庶民安楽・五穀豊穣・無病息災の神とされていて、漆の生木でつくった箸でお供えをしています。
たくさんの神社をまわりましたがここが一番美しい神社だと思います。最初に来たときは朱が色あせていましたが、数年前に来たときには社殿が建て替え中、現在は鮮やかな朱が春日造りの社殿に映えています。
2015年8月12日取材